いきなりですが
消防設備士2類と3類は連続して受験する方が効率が良いです。
というのも消防設備士2類と3類は少し似た所があるからです。
私は実際に消防設備士2類を受験した1ヶ月後に他県で3類を受験して両方合格することができました。
連続受験のメリットや勉強方法を私の体験を踏まえて解説していきます。
・消防設備士2類と3類を連続受験するメリットが分かる
・消防設備士を連続受験する方法が分かる
・消防設備士2類3類の参考書選びが分かる
消防設備士を連続受験する方法
消防設備士2類3類は連続して受験した方が効率が良いです!
とは書いたものの、連続で受験する方法から解説した方が良いですよね。
連続して受験するには2つの方法があります。
1 同じ都道府県の前期日程、後期日程で受験する。
2 県を跨いで立て続けに受験する。
消防設備士の試験は、各都道府県で前期と後期ありまして、つまり
どの県でも年に2回は受験することが可能です。
前期日程から約3~4カ月後に後期日程を設定されているので、各消防設備士の試験勉強期間として3か月程度かける方はこの方が良いかもしれません。
下記に都道府県別の試験日程が記載された消防設備士公式HPのURLを貼っておきます。
消防設備士の試験勉強をなるべく短縮して、連続して受験したい!という方は、複数の都道府県を跨いでの受験をオススメします。
例えば、東京で前期日程の8月に2類を受験し、その1か月後の9月に3類を受験するという事です。
他県での受験を視野に入れると、勉強する間隔も空けずに資格試験を受験できますし、消防設備士を早く取得したい方によっては非常に有効です。
ただし!他県での受験で1点だけ注意点があります。
消防設備士を取得してからの定期的に受講が必要な免許更新講習がありますが、その講習は基本的に受験した都道府県での受講になります。
もうお分かりでしょうか?
そういう事なのです、、、私はその体験者です、、、、
これに気付かず、早く消防設備士を取得したかったので、住まいの隣の県で受験し合格してしまいました。
消防設備士の免許更新講習は仕事の合間に受講しに行くのですが、隣の県だとこれまた遠いんですよね・・・
皆さんはこの辺りも踏まえて、消防設備士2類3類の連続受験方法を考えてみてください。
消防設備士2類と3類の共通点
ご存じだとは思いますが消防設備士2類と3類の取り扱い消火設備としては下記になります。
・消防設備士2類は泡消火設備
・消防設備士3類は粉末消火、ハロゲン、不活性ガス
ですが実際は、泡消火設備も粉末、ハロゲン、不活性ガスも全て第3種消火設備に該当します。
加えて、泡消火や粉末消火設備などは危険物の他に、駐車場や車両に関係する対象物に対しての消防設備であり、その仕組みが泡なのか粉末なのかガス系消火なのかというのが大きな括りです。
私は設備設計業務を行う現役の設備設計者ですが、実務でも泡消火設備を採用するか、移動式の粉末消火設備を採用するかを天秤にかける事があります。
そういった実務としても消防設備士2類と3類は非常に共通点が多く、両方の知識が求められる場面がある為、私は両方を取得することをオススメしています。
消防設備士2類と3類のおすすめ参考書、問題集
それでは消防設備士2類と3類に合格した私が実際に使っていた参考書や問題集を紹介していきます。
消防設備士2類と3類は「工藤本」がない!?
消防設備士の参考書、問題集で非常に有名な「工藤本」というシリーズがあります。
絵解きやゴロ合わせなどが豊富で非常に分かりやすい勉強本です。
私は消防設備士の1~4類まで取得していますが、1類と4類はこの「工藤本」のみ勉強して余裕で合格しました。レビューや評価も非常に高くオススメなのですが、いかんせん!
消防設備士2類と3類にはこの「工藤本」が存在しないのです。
どういう理由かは定かではないのですが、という事で実際に消防設備士2類3類を受験して合格した私が使っていた参考書と問題集を紹介します。
消防設備士2類のおすすめの参考書
「ラクラクわかる! 2類消防設備士 集中ゼミ」
簡潔に分かりやすい表でまとめられていて泡消火設備の内容を掴むには丁度良いです。
各項目ごとに問題がついていて、実技試験の解説、模擬試験問題もついているので、非常に重宝した参考書でした。
消防設備士2類のおすすめ問題集
「準備バッチリ 消防設備士2類問題集」
非常に問題数が多く、やりごたえがあります。
消防設備士は過去問がない分、問題数をこなすことは非常に大事なプロセスです。
私はこの問題集を3回やり直しました。
また、消防設備士甲種2類の受験を考えている方は実技演習をまとめた問題集もセットで使用すると良いです。
消防設備士3類のおすすめ問題集①
「要点ガッチリ 消防設備士3類」
私は消防設備士2類を受験してすぐに3類を受験したのですが、3類は趣向を変えて問題集をひらすら解くことに集中しました。
というのも、消防設備士3類は、ハロゲン、粉末、不活性ガスと消火設備の種類が多く、泡消火設備と違い、とにかく問題集を回転して何度も何度も反復勉強しないと定着しないと考えたからです。
そういった点で、問題量の多い問題集は非常にやりごたえがありました。
消防設備士3類のおすすめ問題集②
「ラクラク解ける! 3類消防設備士 合格問題集」
問題集よりも参考書に近い問題集で、少し優しめの本です。
優しめの内容なのですが、実技試験の解説も豊富だったので、上記問題集をこなした後の知識の完成として細かい部分の暗記に役立ちました。
まとめ
・消防設備士2類と3類を連続受験する方法は他県で受験、年に2回受験できる県ではそのまま立て続けに受験するも良し。
ただし、他県で受験して合格すると、免許更新講習の際にその県まで受けに行く必要がある。
・消防設備士2類と3類は共通点が多々あり。
実務としても固定式かもしくは移動式の消防設備を考える時に消防設備士2類3類両方の知識が必要なので、両方取得する方がメリットは大きい。
・消防設備士2類と3類の勉強する本について1類や4類のように「工藤本」がないので、自分で参考書や問題集を探すしかない。
おすすめは各消防設備士の項目ごとに記載の参考書や問題集。
以上です。
消防設備士を複数取得していると、消防設備についての視点がかなり大きく持てます。
是非消防設備士2類と3類はセットで受験しましょう!
ちなみに、当ブログでは設備に関する資格の記事を色々書いているのです。
管工事施工管理技士は特に人気ですが、2級管工事から受験の方も是非読んでみてください。
pinky
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